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J-GLOBAL ID:201002261910247566   整理番号:10A0240804

Paracoccidioides brasiliensis由来パラコクシン:キチンとのアフィニティーを使った精製およびN-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ活性の同定

Paracoccin from Paracoccidioides brasiliensis; purification through affinity with chitin and identification of N-acetyl-β-D-glucosaminidase activity
著者 (6件):
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巻: 27  号:ページ: 67-76  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: B0587A  ISSN: 0749-503X  CODEN: YESTE3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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2形態性糸状菌Paracoccidioides brasiliensisは,ラテンアメリカで最も頻発する全身性真菌症であるパラコクシジオイデス症の原因菌である。パラコクシン(Paracoccin)はP.brasiliensisに由来する分子量70 kDaのレクチンである。パラコクシンは細胞外マトリックス成分への接着に役割を果たし,マクロファージによる高レベルかつ持続性のTNFαおよび一酸化窒素産生を誘導するとされている。細胞壁中では,パラコクシンは,P.brasiliensis酵母細胞の分裂部位にN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)のβ1,4-ホモポリマーと共に局在する。本研究では,パラコクシンのキチンを使ったアフィニティー精製につき述べる。また,パラコクシンがレクチン機能に加えてN-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ活性を有することを見出し,その細胞増殖における意義を考察する。パラコクシンは,従来,固定化GlcNAcを使ったアフィニティーにより精製されている。本報告では,パラコクシンのキチン-アフィニティー精製のプロトコールを提示した。キチンを使ったアフィニティー手法は,GlcNAcとのアフィニティー精製よりも高い収率でこのレクチンを精製することができ,それに続く分析にもいい影響を及ぼす。SDS-PAGEとウエスタン分析により,GlcNAc結合分画とキチン結合分画に類似性のあることが明らかになり,トリプシン分解ペプチドのMALDI-TOF-MSにより確認した。酵母抽出液の二次元ゲル電気泳動のウエスタンブロットを行なった結果,Mr 70,000,pI 5.63の主スポットが認められた。更に,パラコクシンがN-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ活性を有することが分かった。このことから,細胞壁のリモデリングをもたらす機構に関して,新しい洞察がもたらされた。また,その構造的特性を明らかにする新しい視点が生まれた。
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  微生物感染の生理と病原性 
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