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J-GLOBAL ID：201002261939972316   整理番号：10A0683568

「クオリティライフ21城北」地区熱供給事業の概要

著者 (1件)： 高木茂 (名古屋都市エネルギー)
資料名： クリーンエネルギー
巻： 19  号： 7  ページ： 58-62  発行年： 2010年07月10日 
JST資料番号： L1693A  ISSN： 0918-7510  CODEN： KUENE9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： クオリティオブライフの維持向上は21世紀の主要課題の1つであり,名古屋市はこの課題への取り組みとして,保健・医療・福祉の総合的エリアとして整備するプロジェクト,「クオリティライフ21城北(QL21城北)」を推進している。QL21城北地区においては環境性・省エネ性・経済性等の観点から地域冷暖房(DHC)システムの採用が決定され,名古屋都市エネルギー(株)が,冷水,温水,蒸気及び電力の各エネルギーを供給すべく,DHCプラントの建設に着手しており,中央病院竣工時よりエネルギー供給を開始する計画である。当DHC事業は災害時の拠点病院を含むエネルギー供給となるため,想定される東海・東南海地震に対して十分に機能が維持できるようシステム設計・耐震設計を行うとともに,併せて環境性・経済性についても追及した。供給熱媒は基本的に冷水+蒸気とするが,中央病院の昇温についてはプラントからの距離が近くコージェネの温水排熱を最大限活用するため,温水+蒸気供給とした。冷水・温水は,搬送動力を削減するため,Δt=8°Cの大温度差とした。施設毎に個別熱源システムを導入した従来方式との比較において,9.8%の省エネ効果,11.6%の省CO₂効果が期待できると試算されている。

シソーラス用語： *クオリティオブライフ ,  地域暖房 ,  地域冷房 ,  *コジェネレーション ,  エネルギー供給 ,  *省エネルギー ,  温度分布 ,  冷水 ,  温水 ,  蒸気 ,  電力
準シソーラス用語： *地域熱供給 ,  *地域冷暖房 ,  温度差 ,  二酸化炭素排出量削減

分類 (1件)： エネルギー消費・省エネルギー  (LD01000B)

タイトルに関連する用語 (5件)： クオリティ ,  地区 ,  熱供給 ,  事業 ,  概要