抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年の日本の工業における国際競争力は減退し,GDPは約10%前後に低下し,間もなく1桁に陥ろうとしている。そこで,本稿では,このような状況で発生している問題として,1)貿易収支動向,2)日本の国際競争力,3)国家予算収支,について分析し,新時代における日本の産業領域の総合構造を眺望し,その中で日本がどのような領域でグローバルに競争優位を確保できる工業を育成発展させるべきかを探った。具体的には,新産業領域総合構造図を再確認し,各産業領域の構成要因を点検しながら,その中で日本独自の競争優位が確保できそうな産業領域(伝統工業・インテリジェント産業・新インテリジェント産業)について,構成要因と構築競争優位に関する推測仮説を提起した。さらに,最近の日本企業の活動実績を調査点検して,提起した産業領域の妥当性を検証した。