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J-GLOBAL ID:201002262070435931   整理番号:10A0319492

合成と触媒作用におけるパラジウム(IV)化学の出現

Emergence of Palladium(IV) Chemistry in Synthesis and Catalysis
著者 (3件):
資料名:
巻: 110  号:ページ: 824-889  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: B0256A  ISSN: 0009-2665  CODEN: CHREAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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パラジウム触媒を用いた結合形成過程として,Pd0/PdII錯体を中間体とする反応がよく知られているが,最近(とくにこの5年間),PdIV錯体を用いた多くの新しい合成法が発見されている。本レビューは,無機PdIV化合物の化学について簡単に解説した後,有機金属PdIV化合物の化学を以下の反応例毎にまとめた。1)C(sp3)-X結合へのPdIIの酸化的付加により得られる有機金属PdIV化合物,2)その他のヘテロ原子-ヘテロ原子結合中へのPdIIの酸化的付加により得られる有機金属PdIV化合物,3)その他の酸化剤を用いて得られる有機金属PdIV化合物,4)PdIV化学における酸化的付加と還元的脱離の機構ならびに選択性,5)PdIV錯体からのC-ヘテロ原子の還元的脱離,6)合成化学におけるC(sp2)-PdIV錯体の応用,7)Heck反応におけるPdIV中間体(?),8)種々の異性化過程におけるPdIV中間体,9)C-C結合中へのPdIIの酸化的付加によって生成したPdIV中間体,10)PdIVアシル中間体,11)空気酸化反応におけるPdIVペルオキソ中間体,12)PdIVヒドリド中間体とPd-移動過程,13)合成におけるC(sp)-PdIV錯体の応用とC(sp)-H結合中へのPdIIの直接酸化的付加,14)PdIV中間体を経るアルケンの酸化的二官能化。
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分類 (3件):
分類
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白金族元素の錯体  ,  付加反応,脱離反応  ,  有機白金族化合物 
タイトルに関連する用語 (3件):
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