文献

J-GLOBAL ID：201002262176763458   整理番号：10A1045368

オートクレーブ条件下でのトバモライト生成過程のその場時間分解X線回折

In Situ Time-Resolved X-Ray Diffraction of Tobermorite Formation Process Under Autoclave Condition

著者 (7件)： KIKUMA Jun (Asahi-KASEI Corp., Shizuoka, JPN) ,  TSUNASHIMA Masamichi (Asahi-KASEI Corp., Shizuoka, JPN) ,  ISHIKAWA Tetsuji (Asahi-KASEI Corp., Shizuoka, JPN) ,  MATSUNO Shin-Ya (Asahi-KASEI Corp., Shizuoka, JPN) ,  OGAWA Akihiro (Asahi-KASEI Construction Materials Corp., Ibaraki, JPN) ,  MATSUI Kunio (Asahi-KASEI Construction Materials Corp., Ibaraki, JPN) ,  SATO Masugu (JASRI, Hyogo, JPN)
資料名： Journal of the American Ceramic Society  (Journal of the American Ceramic Society)
巻： 93  号： 9  ページ： 2667-2674  発行年： 2010年09月 
JST資料番号： C0253A  ISSN： 0002-7820  CODEN： JACTAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： X線回折用の,Beの窓の付いた加圧セルの底に水を入れ,その水面より上に出発試料を置き,これをシンクロトロン放射装置内で190°Cまで昇温し,7.5hの間,経時的にX線回折像を測定した。試料には,39wt%の通常のポルトランドセメント(OPC)もしくは初期強度の高いポルトランドセメント(HPC)に,石英砂,生石灰,石膏を加えたものを使用した。中間生成物として,ケイ酸カルシウム水和物,ヒドロキシエルスタダイト,加藤石(katoite)などが認められた。トバモライト(TB)には,これらのいずれかを経由する2つのが生成機構があると考えた。OPCとHPCで,反応に僅かに時間差があり,TB含有量も異なった。TBの,別々の面の回折ピークが同時に現れたことから,成長初期には優先成長方向は無いと考えられた。結晶成長に伴い,面間隔が減少した。TBの生成機構を考察した。

シソーラス用語： 気泡コンクリート ,  オートクレーブ ,  *珪酸塩鉱物 ,  機構 ,  *計測 ,  *X線回折 ,  ポルトランドセメント ,  早強セメント ,  珪砂 ,  生石灰 ,  石膏 ,  反応中間体 ,  ケイ酸カルシウム ,  ケイ酸塩 ,  硫酸塩 ,  水酸化物 ,  カルシウム化合物
準シソーラス用語： *オートクレーブ気泡コンクリート ,  その場測定 ,  *トバモライト ,  ヒドロキシエルスタダイト ,  *時間分解法 ,  *生成メカニズム ,  石英砂 ,  早強ポルトランドセメント ,  中間生成物

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

タイトルに関連する用語 (5件)： オートクレーブ ,  トバモライト ,  過程 ,  分解 ,  X線回折