文献
J-GLOBAL ID:201002262284126928   整理番号:10A0761007

気道疾患の喀痰細胞数における気温逆転の影響を検出する大気リモートセンシング

Atmospheric remote sensing to detect effects of temperature inversions on sputum cell counts in airway diseases
著者 (3件):
資料名:
巻: 110  号:ページ: 624-632  発行年: 2010年08月 
JST資料番号: D0574A  ISSN: 0013-9351  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
気温逆転は大気汚染物質を濃縮し,しばしば大気質基準を超えるレベルになる。呼吸器系への影響は喀痰細胞数で検出することが出来る。本研究では,喀痰細胞数に対する気温逆転境界層の影響を検討する。外来クリニックの患者の喀痰サンプルの好中球,好酸球,マクロファージ及びリンパ球の全数と微分細胞数を定量した。気温逆転については大気赤外サウンダからのデータを用いて調べた。これは2002年にNASAが打ち上げた宇宙船Aquaの大気センサーである。気温逆転が起きた日に,安定している患者に好中球細胞のパーセントが増大するのが観察された。また,悪化している患者について,マクロファージ細胞の統計的に有意なパーセントの増加が見られた。多変量線形回帰モデルを用い,患者の年齢,喫煙状況,投薬状況及び温度と湿度の気象学の変数を調整して,気温逆転と細胞数の関係を調べた。安定患者及び悪化患者の気温逆転の日における好中球及びマクロファージの増加パーセントはそれぞれ,12.6%および2.5%であった。これらの結果から,気温逆転は気管支炎と閉塞性気道疾患の悪化要因と考える必要があることが示唆された。大気汚染物質である,二酸化窒素,一酸化炭素,微細粒子状物質及びオゾンの影響について調べた。その結果,どの有害物質とも有意な関連性は見られなかった。しかし,全細胞数の月間平均値は月間二酸化窒素濃度と強く相関していた。これは,従来,文献では知られていなかった関係である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気候学,気候変動  ,  大気汚染一般  ,  人間に対する影響  ,  呼吸器の診断 

前のページに戻る