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J-GLOBAL ID:201002262362515413   整理番号:10A0518008

捕獲ボルネオオランウータン(Pongo pygmaeus)間の紛争への第三者による非攻撃的介入

Nonaggressive interventions by third parties in conflicts among captive Bornean orangutans (Pongo pygmaeus)
著者 (2件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 179-182  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: X0725A  ISSN: 0032-8332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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オランウータンは野生では半単独性と見なされているが,複数の研究により,捕獲されたオランウータンの間では,攻撃を含む頻繁な社会的相互作用が報告されている。しかし,オランウータンが攻撃に対してどのように対応するのかについては分かっていない。本報告で,著者らは日本の多摩動物園のボルネオオランウータン(Pongo pygmaeus)の捕獲群内における攻撃的相互作用に第三者が介入した場合の新たな観察結果を多数示している。著者らは成体雌と若年雄のオランウータンが攻撃的相互作用に介入するのを観察した。被害者は新たに導入された若年雌で動物園の中に交流のある相手がいなかった。オランウータンが介入する方法は攻撃的ではなく,介入者は単に対抗者を引き離すことを目的としており,ほぼすべての場合,介入がさらに攻撃性を増す結果につながることはなかった。著者らの観察結果は,第三者が捕獲オランウータン同士の攻撃的紛争の管理に重要な役割を果たし得ることと,オランウータンが限られたスペースを共有する条件下では,紛争解決のために第三者による非攻撃的介入があると思われることを示唆している。オランウータンは他のオランウータンとの平和的共存を積極的に進める可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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個体群生態学 
引用文献 (13件):
  • ALTMANN, J. Observational study of behavior : sampling methods. Behaviour. 1974, 49, 227-267
  • AURELI, F. Conflicts resolution following aggression in gregarious animals : a predictive framework. Anim Behav. 2002, 64, 325-343
  • DE WAAL, FBM. Coalitions and alliances : a history of ethological research. Coalitions and alliances in humans and other animal. 1992, 1-19
  • DELGADO, RA. The behavioral ecology and conservation of the orangutan (Pongo pygmaeus) : a tale of two islands. Evol Anthropol. 2000, 9, 201-218
  • EDWARDS, SD. Social behavior of captive, group-living orangutans. Int J Primatol. 1980, 1, 39-62
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