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J-GLOBAL ID:201002262423242539   整理番号:10A1071848

プロスタグランジンE2は,脂肪および骨髄組織由来の間葉系間質細胞の免疫抑制的性質において重要な役割を果たしている

Prostaglandin E2 plays a key role in the immunosuppressive properties of adipose and bone marrow tissue-derived mesenchymal stromal cells
著者 (5件):
資料名:
巻: 316  号: 19  ページ: 3109-3123  発行年: 2010年11月15日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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間葉系間質細胞(MSC)は重要な免疫抑制的性質を持つが,この効果に関与する機構および可溶性因子は不明である。我々はプロスタグランジンE2(PGE2)を可能性のある候補として脂肪組織由来のMSC(Ad-MSC)の樹状細胞(DC)およびTリンパ球に対する免疫抑制活性について研究し,骨髄湯体MSC(BM-MSC)と比較した。両方のMSCが骨髄系DCと形質細胞系DCの成熟を阻害することを見いだした。高濃度のPGE2がDCとMSCの共培養において検出された。これをインドメタシン(IDM)で抑制すると形質細胞系DC(p-DC)の成熟は可能となったが,骨髄系DCの成熟は抑制されたままであった。さらに,Ad-MSCやBM-MSCが活性化T細胞の増殖や炎症性サイトカイン産生を抑制する共培養系において高レベルのPGE2が検出された。IDMでPGE2を抑制するとT細胞の増殖は回復したが,炎症性サイトカイン分泌は回復しなかった。しかし,Th1/Th2分化に関与する転写因子やサイトカインの遺伝子発現の増加がAd-MSCと共培養したT細胞において認められたが,BM-MSCとの共培養では見られなかった。結論として,我々は,PGE2がp-DCの成熟や活性化T細胞の増殖とサイトカイン分泌に対するAd-MSCとBM-MSCの免疫抑制効果の大部分を仲介する可溶性因子であることを提唱する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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その他の脊椎動物ホルモン 

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