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J-GLOBAL ID：201002262490125512   整理番号：10A0319623

バナジウムの低配位数・無電荷ニトリド錯体

Low-Coordinate and Neutral Nitrido Complexes of Vanadium

著者 (5件)： TRAN Ba L. (Indiana Univ., Indiana) ,  PINK Maren (Indiana Univ., Indiana) ,  GAO Xinfeng (Indiana Univ., Indiana) ,  PARK Hyunsoo (Indiana Univ., Indiana) ,  MINDIOLA Daniel J. (Indiana Univ., Indiana)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 5  ページ： 1458-1459  発行年： 2010年02月10日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： V≡N結合を有する末端ニトリド-V(V)錯体について,分子設計と合成,分子構造,配位構造,結晶構造的な特性化などにより検討した。[(nacnac)VCl{N(MesまたはTol)Tol}]とNaN₃との溶液内反応(N₂を放出)による[(nacnac)V(≡N){N(MesまたはTol)Tol}]は四面体型V(V)中心にニトリドが配位した混合配位子反磁性錯体であり,V(III)-アジド錯体の[(nacnac)V(N₃){N(Tol)₂}]中間体を経由して生成する。V(V)-ニトリド錯体の化学的な酸化還元特性(V(V)-V(III)二電子移動),V(III)-アジド中間体からV(V)-ニトリド錯体へのN₂放出を伴う熱的転換の速度論的,機構的な様相を推測し(活性化パラメータなど),末端ニトリド配位子がπ-酸(CO,CN{2,6-Me₂C₆H₃など)との付加反応でV(III)への還元とN=C結合形成(カルボジイミド錯体生成)を行うことを明らかにした(nacnac={ArNCMe}₂CH^-,Ar=2,6-(CHMe₂)C₆H₃)。

シソーラス用語： *バナジウム錯体 ,  *ニトリド錯体 ,  分子構造 ,  結晶構造 ,  混合配位子錯体 ,  反磁性 ,  アジド錯体 ,  反応中間体 ,  酸化還元反応 ,  速度論 ,  π電子 ,  付加反応 ,  イミン
準シソーラス用語： カルボジイミド類 ,  配位構造

分類 (1件)： 第4族,第5族元素の錯体  (CE01070U)

物質索引 (3件)： N-メシチル-4-メチルベンゼンアミン ,  N,N′-ビス(2,6-ジイソプロピルフェニル)-2,4-ペンタンジイミン ,  ビス(4-メチルフェニル)アミン

タイトルに関連する用語 (4件)： バナジウム ,  配位数 ,  電荷 ,  ニトリド錯体