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J-GLOBAL ID:201002262538111861   整理番号:10A0932983

pH感受性再生セルロース膜

A pH-sensitive regenerated cellulose membrane
著者 (6件):
資料名:
巻: 363  号: 1-2  ページ: 96-102  発行年: 2010年11月01日 
JST資料番号: E0669A  ISSN: 0376-7388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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6/5wt%のNaOH/チオ尿素水溶液に溶解したセルロースをキトサン(CS)酢酸溶液から再生した。微分走査熱量計による測定は得られた膜がセルロース/CSハイブリッドであり,元素分析で測定したCS含有量は非常に低いことを示唆した。Fourier変換赤外線スペクトル,X線光電子スペクトル,及び走査電子顕微鏡分析からCS分子鎖は再生されたセルロース膜表面に分散され,二つのポリマーの相互作用からセルロース分子と絡み合っていることが分かった。ハイブリッド膜は純粋な再生セルロース膜よりもより密度の高い均一なポーラス構造を示し,その結果ハイブリッド膜の強度を向上した。ハイブリッド膜の膜プロセスへの適用はCSの含浸にも拘わらず水フラックスはあまり低下せず,膜は含浸CS分子中のアミノ基の為にpH=5に於いてCu2+の高い排除率を示した。ハイブリッド膜の排除メカニズムを分析した結果,それがナノろ過とアミノ基とCu2+の錯体化の組み合わせによることが分かった。膜プロセス中のpHが変化すると,それに従ってイオン排除率が変化し,ハイブリッド膜のpH感受性を示した。このように,本研究はpH感受性のある再生セルロース膜調製の非常に簡単な方法を与え,分離と吸着分野に於ける潜在的な応用性を示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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その他の高分子材料  ,  膜分離 
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