文献
J-GLOBAL ID:201002262540126035   整理番号:10A1053254

関ケ原周辺における段丘編年と活断層の活動性

Chronology of fluvial terraces and fault activities in and around the Sekigahara region, central Japan
著者 (1件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 255-270  発行年: 2010年10月01日 
JST資料番号: G0071A  ISSN: 0418-2642  CODEN: DAYKA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
関ケ原周辺地域の段丘面の編年を行い,活断層の変位速度を求め,近畿三角帯北東縁の断層活動について検討した。空中写真判読および現地調査により,7段(H面群,M1~2面,L1~4面)の段丘面を認定した。段丘構成層および被覆層中に鬼界アカホヤ火山灰(K-Ah),姶良Tn火山灰(AT),鬼界葛原火山灰(K-Tz)の層準が認められた。火山灰分析と段丘面の地形学的特徴から,形成年代をM1面(90~130ka),M2面(50~70ka),L1面(20~30ka),L2面(15~20ka),L3面(10~15ka),L4面(10ka以降)と推定した。さらに,活断層の上下変位速度を,段丘面の変位量と形成年代から求め,水平変位速度は河谷の屈曲量と上流の長さから推定した。その結果,本地域の活断層の多くは活動度B級であり,一部はA級になることが明らかとなった。近畿三角帯北東縁の活断層の変位速度分布から,本地域の濃尾平野側での上下変位速度の和と水平変位速度の和の比は1:0.4~1.2で,近江盆地側では1:2.1~8.7となり,南部の逆断層帯から本地域を通じて北部の横ずれ断層帯へ移行している可能性が高い。また,近畿三角帯北東縁の断層活動は,沈み込むフィリピン海プレートの形状や深度が影響を及ぼしている可能性がある。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
第四紀  ,  地質構造・テクトニクス  ,  自然地理学 
引用文献 (39件):
  • 安藤喜美子. 三浦半島・伊豆半島および兵庫県山崎付近における断層の横ずれによる谷の変位量について. 地理学評論. 1972, 45, 716-725
  • 岐阜県. 池田山断層に関する調査. 第3回活断層調査成果報告会予稿集, 1996. 1996, 121-128
  • HUZITA, K. Tectonic development of the Median Zone (Setouchi) of Southwest Japan, since Miocene, with special reference to the characteristic structure of central Kinki area. Journal of Geosciences, Osaka City University. 1962, 6, 103-144
  • 池田硯. 滋賀県・近江盆地の地形. 滋賀県自然誌. 1991, 105-295
  • 石山達也. 鈴鹿山脈東麓地域の第四紀における変形速度. 地震 第2輯. 1999, 52, 229-240
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る