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J-GLOBAL ID：201002262548704720   整理番号：10A0241302

鉱山尾鉱中のヒ素の流動化における地球化学的影響と微生物的影響

Geochemical and microbial effects on the mobilization of arsenic in mine tailing soils

著者 (3件)： LEE Keun-Young (Gwangju Inst. Sci. and Technol. (GIST), Gwangju, KOR) ,  KIM Kyoung-Woong (Gwangju Inst. Sci. and Technol. (GIST), Gwangju, KOR) ,  KIM Soon-Oh (Gyeongsang National Univ., Jinju, KOR)
資料名： Environmental Geochemistry and Health  (Environmental Geochemistry and Health)
巻： 32  号： 1  ページ： 31-44  発行年： 2010年02月 
JST資料番号： D0706A  ISSN： 0269-4042  CODEN： EGHEE3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 鉱山尾鉱中のヒ素の浸出に対する土着微生物の影響を調べるために,土質と金属含量が異なる韓国南部の3箇所の廃坑から土壌(MB,SC及びND)を採取した。各土壌の金属は酸性度の異なる5段階の溶出液で段階的に溶出して原子吸光分析で定量した。各土壌の微生物数は土壌懸濁液の濁度で評価した。各土壌にグルコースとラクトース水溶液を加えて30°Cで30日間,好気条件と嫌気条件で振盪培養を行い,培養液中に浸出したヒ素を定量した。対照実験としてオートクレーブ滅菌土壌を同様に培養した。浸出したヒ素は3価が多く,微生物による異化型還元が進んだと考えられた。浸出量は滅菌土壌よりも未滅菌土壌で,好気条件よりも嫌気条件で多かった。浸出量はSC>MB>NDであり,この違いは培養開始前の微生物量とヒ素のバイオアベイラビリティによると考えられた。鉄とマンガンについても土着微生物の異化型還元による浸出促進効果が見られた。

シソーラス用語： *ヒ素 ,  *鉄 ,  *マンガン ,  バイオアベイラビリティ ,  原子吸光分析 ,  *大韓民国 ,  オートクレーブ ,  *尾鉱 ,  廃坑 ,  微生物学的反応 ,  *バクテリオリーチング ,  土壌汚染
準シソーラス用語： 三価ヒ素 ,  微生物学的還元 ,  溶出液

分類 (9件)： ずり山,堆積場  (UA08020U) ,  土木地質学・水文地質学一般  (DE09080K) ,  微生物,組織・細胞培養による物質生産一般  (FK03010P) ,  下水,廃水の化学的処理  (SC03050W) ,  微生物に対する影響  (EE05020V) ,  分光分析  (CC03012W) ,  金属,合金の化学分析  (CC07040X) ,  鉱物学一般  (DE08010E) ,  土壌汚染  (FB04100T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 鉱山 ,  尾鉱 ,  ヒ素 ,  流動化 ,  地球化学 ,  微生物