抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来の集合住宅の計画は,主として平面計画の違いで差別化を図っている。そこで,垂直方向でも色々変化をつける方法を紹介した。スラブの段差で垂直方向に空間を広げようとする考え方で,建築家左高啓三氏が発案したサカタ・ストラクチャー・システムである。日本や海外諸国で特許登録済みである。このシステムでは従来の集合住宅より階高を大きく取ることになるが,同じ床面積の住戸と比較すると,1戸当りの床投影面積は小さくなる。そのため,建物高さが同じ物で比較すると,住戸数や面積などが劣ることはないという。従来階高の住戸と比べて,採光,日照,通風,プライバシー確保,等利点が多い。同面積でも住戸数を増やせる仕組,自然エネルギーの活用と太陽光発電等の環境対策,等を述べた。このシステムの実績として,大阪市に建設済みの8戸の小規模集合住宅,船橋市で計画中の48戸の集合住宅がある。