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J-GLOBAL ID:201002262578591238   整理番号:10A0565428

竹繊維を用いた高機能紙の開発

Development of High Performance Paper Fabricated with Bamboo Fiber
著者 (4件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 49-57  発行年: 2010年04月30日 
JST資料番号: F0617A  ISSN: 0036-8172  CODEN: DDRKA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究の目的は,竹繊維を用いた高性能紙を開発することである。アルカリ処理により抽出した竹単繊維(メロカンナ,デンドロカラムス,ホウライチク,ホウライコマチ),竹齢2か月,4か月,1年,2年,4年以上のモウソウチク単繊維の剛性および形状を測定し,竹単繊維特性に及ぼす竹種,竹部位,竹齢の影響を明らかにした。その後,その単繊維を用いて作られた紙の比剛性を評価した。また,繊維アスペクト比に及ぼす抽出方法の違いの影響およびセラックの添加による紙の比剛性への影響を明らかにした。単繊維の引張試験,繊維形状測定,紙の引張試験,相対結晶化度測定,粘弾性試験,および紙表面の接点数測定を実施した。その結果,以下のことが分かった。1)単繊維地震の弾性率が高い傾向を示す温帯産の竹から抽出した繊維が剛性の高い紙に適している。2)若い竹から取り出した単繊維は結晶性のセルロースを多く含むために繊維自身の弾性率が高い。3)アルカリ処理法により抽出された高アスペクト比を有する繊維を選択すれば,繊維接触点数が増加し,高比剛性な紙を得られる。4)セラックを竹紙内部でのバインダとして使用することで繊維の接点数が増加して紙の比剛性は向上する。5)抄紙過程においてエタノールの存在が水素結合を妨げるのでセラックニスよりも粒子状のセラックを使用するのが適切である。
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分類 (3件):
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各種パルプの製造  ,  パルプ製品  ,  紙・紙製容器の性質・試験 
タイトルに関連する用語 (3件):
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