文献

J-GLOBAL ID：201002262627400877   整理番号：10A0177686

アノード酸化膜中に電析したTiO₂光触媒活性と構造依存性

The photocatalytic activity and the dependence on structure of electrodeposited TiO₂ on porous alumina films prepared by anodic oxidation

著者 (4件)： 岡田雄介 (近畿大 大学院総合理工学研究科) ,  服部貴則 (近畿大 大学院総合理工学研究科) ,  藤野隆由 (近畿大 理工) ,  伊藤征司郎 (近畿大 大学院総合理工学研究科)
資料名： 材料技術  (Material Technology)
巻： 28  号： 1  ページ： 21-26  発行年： 2010年01月25日 
JST資料番号： Y0644A  ISSN： 0289-7709  CODEN： MTECFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アノード酸化電解法により硫酸浴とシュウ酸浴中で得られた皮膜細孔中へ二酸化チタンを電析させ,孔構造と光触媒活性を調べた。硫酸チタニルとシュウ酸混合溶液中で,印加電圧を硫酸浴皮膜では9V,シュウ酸浴皮膜では10Vとし,5分間の交流定電圧電解を行い,723Kで熱処理しTiO₂/Al₂O₃皮膜を作成した。TiO₂/Al₂O₃皮膜を紫外可視吸収スペクトルでキャラクタリゼーションした。この方法で得られたTiO₂/Al₂O₃皮膜は大表面積を保っているので光触媒と基質との反応場が多く存在し大きな触媒活性を示すことが分かった。

シソーラス用語： アノード酸化 ,  *電着 ,  *酸化チタン ,  活性 ,  *光触媒 ,  硫酸塩 ,  交流電圧 ,  電解 ,  酸化アルミニウム ,  反応場 ,  深さ分析 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  光触媒活性

分類 (2件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  電気化学反応  (CB07050F)

物質索引 (1件)： シュウ酸

引用文献 (23件)：

• T. Inoue, A. Fujishima, S. Konishi and K. Honda, Nature, 277 637-638 (1979).
• N. Negishi, K. Takeuchi and T. Ibusuki, Applied surface science, 121/122 417-420 (1997).
• M.Graetzel, Journal of Photochemistry and Photobiology C: Photochemistry Reviews, 4 145-153 (2003).
• 石崎有義, 表面技術, 50251-255 (1999).
• 山口靖英, 表面技術, 50256-259 (1999).

タイトルに関連する用語 (5件)： アノード酸化膜 ,  電析 ,  TiO2 ,  光触媒活性 ,  構造依存性