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J-GLOBAL ID：201002262644248922   整理番号：10A1000647

彫刻ネマチック薄膜における金属スラブにより導波される表面プラズモン-ポラリトン波の伝搬

Surface plasmon-polariton wave propagation guided by a metal slab in a sculptured nematic thin film

著者 (2件)： FARYAD Muhammad (Pennsylvania State Univ., PA, USA) ,  LAKHTAKIA Akhlesh (Pennsylvania State Univ., PA, USA)
資料名： Journal of Optics  (Journal of Optics)
巻： 12  号： 8  ページ： 085102,1-11  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： D0538C  ISSN： 2040-8978  CODEN： JOOPCA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二つの周期的に不均一な誘電率分布をもつ彫刻ネマチック薄膜(SNTF)に挟まれた金属スラブに沿って伝搬する表面プラズモン-ポラリトン(SPP)波の特性を理論的に調べた。スラブの両側にあるSNTFの重要なモルフォロジー面は互いに平行または捩れていると仮定した。この構造の正準境界値問題を定式化し,その分散式を解いて,SPP波の複素伝搬定数と場の空間分布をスラブの厚みLとSNTF面の捩れ角θの関数として求めた。その結果,以下のことが分かった。1)SPP波は二つの金属/SNTF界面近傍に強く束縛され,パワー密度の大部分はSNTF内に存在する。2)Lが薄くなると二つの界面は互いに強く結合し,Lが厚くなると結合は減少し,最終的に,それぞれの界面ではSPPモードが独立して伝搬する。4)Lが減少するとモード数が増加し,位相速度が減少する。5)θは位相速度と減衰の両方に対して影響を及ぼし,θ≠0の場合には場の空間分布が非対称になる。

シソーラス用語： *誘電体薄膜 ,  *ネマチック相 ,  表面ポラリトン ,  *表面プラズモン ,  *伝搬特性 ,  パターン形成 ,  周期構造 ,  モルフォロジー ,  *多層構造 ,  *金属板 ,  境界値問題 ,  定式化 ,  伝搬定数 ,  複素数 ,  放射場 ,  空間分布 ,  導波モード ,  モード解析 ,  位相速度

分類 (3件)： 有機化合物の薄膜  (BK14070L) ,  ネマチック相  (BK03020W) ,  固体プラズマ  (BM02160W)

タイトルに関連する用語 (7件)： 彫刻 ,  薄膜 ,  スラブ ,  導波 ,  表面プラズモン ,  ポラリトン ,  伝搬