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J-GLOBAL ID:201002262655692549   整理番号:10A0144079

金属フタロシアニンからの窒素原子導入によるナノシェルカーボンの酸素還元活性強化

Enhancement of oxygen reduction activity of nanoshell carbons by introducing nitrogen atoms from metal phthalocyanines
著者 (4件):
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巻: 55  号:ページ: 1864-1871  発行年: 2010年02月15日 
JST資料番号: B0535B  ISSN: 0013-4686  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ナノシェルカーボンは,直径範囲約20~50nmの丸い中空シェル状構造を持つ接触成長ナノカーボンタイプである。それが,酸素還元反応(ORR)に向け電極触媒活性を持つことが示され,高分子電解質燃料電池用の非Pt触媒であると予想された。本報は,窒素原子共存により生じるナノシェルカーボンのORR活性相乗強化を報告した。アセチルアセトナート(AA)やFe,Co,Ni含有フタロシアニン(Pc)存在下のフラン樹脂炭化により,ナノシェルカーボンを調製した。Pc由来ナノシェル(MP-T系列;M=Co,Fe;T=炭化温度)は,同じ金属元素を用いる時,AA由来ナノシェル(MA-T系列;M=Co,Fe;T=炭化温度)より高いORR活性を示した。XPS研究では,Pcをナノシェル形成触媒として用いると,ナノシェル表面に窒素種が導入されること,また金属種がナノシェル上に残らないことを明らかにした。主に,カーボンのORR活性はナノシェル存在により支配され,更なる強化は窒素原子導入により実現出来た。MEA(膜・電極接合体)が3CoP1000カソードと市販Pt/Cアノードから成る燃料電池で,圧力条件0.35MPa下,80°Cで運用時,OCV(開回路電圧)0.78V,最大電力密度0.21W・cm-2が認められた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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燃料電池  ,  電気化学反応  ,  炭素とその化合物 

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