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J-GLOBAL ID:201002262735242250   整理番号:10A0145601

蛋白質キナーゼCK2への耽溺:多様な癌細胞の共通の特性か

Addiction to protein kinase CK2: A common denominator of diverse cancer cells?
著者 (2件):
資料名:
巻: 1804  号:ページ: 499-504  発行年: 2010年03月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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悪性度が構成的活性を与える遺伝的変化に一般的に起因する殆どの発癌性蛋白質キナーゼとは異なって,CK2は自然に構成的活性が与えられ機能獲得突然変異を欠く高度に多面的なSer/Thr蛋白質キナーゼである。にもかかわらず,CK2は広汎な腫瘍において異常に増加し,CK2が新生物形成に有利な細胞環境を創造することにより癌ドライバーとして作用するとの強い証拠が存在する。特にCKは,抗アポトーシス薬及び生存促進薬としての全体的役割を演じ,多剤耐性(MDR)表現型を促進し,「オンコ-キノーム」を保護するシャペロン装置を支援し,血管新生を促進する。このシナリオに基づいて,新生物形成におけるCK2の意味が「非癌遺伝子耽溺」,すなわち自己維持のための高CK2レベルに対する細胞シグナル伝達ネットワークの乱れの依存の例であることを提案した。これと一致して,多様な型の癌細胞の豊富なスペクトルがその生存を高CK2レベルに依存することが,特異的CK2阻害剤及び内因性CK2触媒サブユニットのサイレンシングに対する応答から判断して,既に示されている。顕著なことに,これらの内の一つが,CK2とは異なりこれらの実験に使用されたCK2阻害剤に対して非感受的であるオンコキナーゼ(例えばAbl及びAlk)の遺伝的変化から癌表現型が生じた細胞である。これらの前提に基づいて,CK2は様々な種類の癌の治療に対する「多目的」を代表すると考えられる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素一般  ,  発癌機序・因子 
タイトルに関連する用語 (3件):
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