抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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光干渉計測の基礎的事項,歴史的背景,最近の動向について概説した。1960年に光の誘導放射を利用したレーザーが発明され,明るくて可干渉性の高い単色点光源が得られるようになって干渉計測技術は一躍簡便化された。これにより干渉計測の用途は一気に拡大され,半導体の露光装置など高精度の制御には欠かせないものとなった。90年代にはデジタルカメラの実用化による撮像素子の画素数の増大により,高密度の干渉縞であるホログラムの記録も可能になった。すなわち以前の光による再生に代わって計算機で振幅と位相の3次元分布が数値と求められるようになった。デジタルホログラフィは撮像レンズが不要で,光学系も簡単であり,ある意味で干渉計測の究極の姿ということもできる。干渉計測の関連分野として,Talbot干渉計とDeflectometryについて述べた。