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J-GLOBAL ID:201002262909964897   整理番号:10A1247900

αヘリカル折畳み反応速度論におけるイオン特異性

Ion Specificity in α-Helical Folding Kinetics
著者 (3件):
資料名:
巻: 114  号: 43  ページ: 13815-13822  発行年: 2010年11月04日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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一般的に蛋白質に関する塩特異作用(Hofmeister効果)の研究は長い歴史を持つが,基礎となる機構はいまなお研究中である。(明示水)分子動力学(MD)シミュレーションと拡散解析によって塩KCl,NaCl及びNaIがアラニンに基づくオリゴペプチドAce-AEAAAKEAAAKA-Nme(EKペプチド)のαヘリカル折畳み反応速度論に及ぼす影響を調べた。最近の明示水MD計算機シミュレーションでEKペプチドの構造挙動は詳細に調べられ,種々の高濃度水性電解質溶液中で安定化と不安定化機構が同定されている。折畳みと非折畳みに対する平均第一通過時間が極めて塩特異であることを見いだした。特に,折畳み時間はナトリウム塩で約一桁ほど増加した。幾つかのカルボニルとカルボキシル基がナトリウムイオンを緊密結合した場合,大きな緩速化が部分的折畳みペプチドの長寿命の圧密化立体配置をたどった。この多重捕獲はペプチドの第一溶媒和殻中のカチオンの非指数関数的滞留時間分布を導いた。縮減(一次元)自由エネルギー景観における拡散の枠組みでαヘリカル折畳み解析は塩が平衡性質を特異的に修飾するだけでなく,個別イオン結合による速度論的障壁を誘起することを更に示した。ナトリウム塩では,例えばペプチド立体配置移動度(または「拡散率」)は約一桁減少した。この研究は蛋白質折畳みにおける高いイオン特異性を示し,分子内摩擦と溶媒効果の密接な結合を明らかにした。
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分類 (2件):
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分子構造  ,  電解質水溶液 
タイトルに関連する用語 (4件):
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