文献

J-GLOBAL ID：201002263031166792   整理番号：10A0468661

チタン合金板材の局所加熱による複雑形状成形技術の研究

資料名： 革新航空機技術開発センター委託研究成果報告書(CD-ROM)
巻： 2009  ページ： ROMBUNNO.2115  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： J0002B  ISSN： 1880-3660  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 専用金型を必要としないダイレス成形法として,インクリメンタルフォーミングが注目されているが,チタン合金に対しては,加工後のスプリングバックが大きい問題点が報告されている。本研究では,改良した造形プロセスとして,局所高周波誘導加熱・冷却による高強度チタン合金(Ti-6Al-4V)の材料特性を制御しながらインクリメンタルフォーミングすることを試みた。その結果,素材板厚を40%減少させることが実現できた。本加工技術は超塑性加工に匹敵する大きな加工レベルで,世界的にも報告例がない。ただし,予想した成形後のスプリングバックが大きく,加工精度は十分でないことが確認された。従って,クリープ成形や,超塑性加工による形状矯正のための追加工が避けられない見通しとなり,実用メリットが損なわれる。翌年の平成22年度は,模擬構造の試作を行い,さらに実機への適用可否の評価を行う。

シソーラス用語： *特殊成形 ,  *チタン合金 ,  スプリングバック ,  誘導加熱 ,  試作 ,  板 ,  薄板 ,  高周波加熱 ,  航空機 ,  形態
準シソーラス用語： *インクリメンタルフォーミング ,  高周波誘導加熱 ,  板材 ,  複雑形状

分類 (2件)： 特殊成形  (WC04040W) ,  飛しょう体の材料・製造  (QK04020S)

引用文献 (38件)：

• NEDO:「革新軽量構造設計製造基盤技術開発」中間評価モニタリング資料、2001年、pp. 8~7
• 辻村太郎: 輸送分野における新材料の動向; 鉄道技術情報誌、2009年4月号、pp. 2~5
• JOSEPH OGANDO: エアバスに見る複合材料の選定方法; Design News Japan、2006年5月号
• Boeing 社HP<http://www.boeing.com/>
• Airbus 社HP<http://www.airbus.com/>

タイトルに関連する用語 (5件)： チタン合金 ,  板材 ,  局所加熱 ,  複雑形状 ,  研究