抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は山形県飯豊町を対象として,共生地域システムの成立条件を定量的と定性的に明らかにすることである。共生社会システムとは提携・協働システムであり,コミュニケーション,合意,共生という3つの条件から生まれる。それは第1に信頼,第2に協定,第3に協力を伴う行動から生まれる共生である。例えば町おこしのような地域活性化事業の実施において各条件は変化し,それに伴い3条件間の相対的な関係も変化する。本報では共生地域システム成立条件の実際的な評価に向けて,コミュニティ状況の影響,次ぎにその変化の背景を総合的に考察した。飯豊町では町づくりとしてグリーン・ツーリズム事業を推進している。住民を対象にアンケート調査を行い,この事業の成果を分析した。そしてコミュニケーション,合意,共生の3条件が高度に相関し,その重要性を確認した。