抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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放射線を用いた残留応力測定は非破壊検査として重用されているが,その中でも際だった特徴を有する放射光を用いた測定技術について解説した。放射光は,通常のX線回折に用いられるものと較べて,高強度,高輝度,高指向性およびエネルギー可変の特徴を有している。初めに,測定原理について述べ,通常のX線回折で利用されている2θ-sin
2ψ法と放射光特有の高い透過力を利用したひずみスキャニング法について示した。また,回折プロファイルに着目した解析法についても簡単に示した。後段においては,放射光による測定事例として,表面改質ピーニング,溶接継手,亀裂,その場測定および塑性変形による微視的残留応力について示した。