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J-GLOBAL ID:201002263610591276   整理番号:10A0859206

福岡県における竹林資源と竹林産物生産の史的特性-大正時代を中心とした孟宗竹文化の発展期への変動-

History of bamboo forest resources and the production of produce from bamboo in Fukuoka prefecture-The movement to develop a Moso bamboo culture in the Taisho period-
著者 (1件):
資料名:
号: 27  ページ: 5-18  発行年: 2010年03月31日 
JST資料番号: L0706A  ISSN: 0289-2111  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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孟宗竹が日本移入されてから,現在ではその生息面積は,竹類としては最も多くなっている。しかし,これまでの発展の経緯,利活用などについてはほとんどわかっていない。また,その基礎的な資料となる竹林の栽培史や竹林産物の生産史についても不足している。貴重な地方の固有性や歴史変動を論じる研究も注目されてこなかった。竹と人との関係から生み出された文化特性を史的に把握する作業はこれからのこととなる。都道府県レベルの地方史研究もまだ解説的なものが多い。福岡県では竹林資源と竹林産物生産が活発であった。本研究では,栽培や生産活動が大きく変動したと考えられる大正時代とその前後の期間について,行政資料,郡市史や各種記録を用いて,各竹種の竹林資源と,竹林・筍といった竹林産物の生産について史的特性を明らかにする。当時の主要竹種と考えられる苦竹,福岡県で大きく拡大した孟宗竹について詳細に検討し,文化的な考察も行った。
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分類 (2件):
分類
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森林植物学  ,  樹皮,その他の林産物 
引用文献 (34件):
  • 小森栄 (1976): 本県竹林行政の歩み、1~20、竹連だよりVol.3 No.8福岡県では、小森による産業と県政の歴史経緯の報告があるが大正時代前後の記述はわずかである。
  • 本稿では基本的に、大正時代の名称であった漢字の竹種名を使用する。
  • 重松義則 (1984): 日本竹材業歴史年表 3集 補遺編 (2)、63~80、Bamboo Journal No.2、竹文化振興協会
  • 渡邊政俊 (2006): モウソウチクの渡来 諸説、14~17、竹 第97号、竹文化振興協会
  • 野中重之 (2003): 福岡県における竹・竹製品・タケノコ今昔、53~75、福岡県森林林業技術センター研究報告 第4号 原典は、八女郡役所「八女郡史」1917年、他があげられている。
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