抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本技術報告は,塩水の冷却過程で固液共存系を作製する装置の導入とその運用から得られた技術的知見,ならびに,超音波を用いた低温環境の固液共存系における伝播波形の計測とその評価結果について述べる。具体的には,(1)冷却装置の違いによる固液共存系の生成過程の比較評価,(2)圧電素子の低温下及び氷生成に伴う封圧下での性能評価,(3)観測波形が定常状態に達するまでの安定性評価,を行った。低温域で生成される固液共存系における波動伝播現象を計測する室内実験例は少なく,再現性のある高信頼性のデータを取得するための実験システム構築に関する技術的知見を積み上げていくことは,とりわけ波形情報を利用する弾性波減衰特性評価のための基礎資料として有益になり得る。(著者抄録)