文献

J-GLOBAL ID：201002263821686010   整理番号：10A0817355

コストを考慮した用量の粉末活性炭による膜バイオリアクタの性能改善

Improving the performance of membrane bioreactors by powdered activated carbon dosing with cost considerations

著者 (3件)： YANG W. (Univ. Manitoba, MB, CAN) ,  PAETKAU M. (Univ. Manitoba, MB, CAN) ,  CICEK N. (Univ. Manitoba, MB, CAN)
資料名： Water Science & Technology  (Water Science & Technology)
巻： 62  号： 1  ページ： 172-179  発行年： 2010年 
JST資料番号： A0070A  ISSN： 0273-1223  CODEN： WSTED4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 膜バイオリアクタ(MBR)による廃水処理,特に内分泌撹乱物質の除去に対する粉末活性炭(PAC)の適用の効果を調べるベンチ規模の実験を行った。中空糸膜モジュールを用いた2つのベンチ規模の浸漬型MBRをPAC有無の外圧型濾過条件で並行して運転して,17β-エストラジオール(E2)と17α-エチニルエストラジオール(EE2)を含む合成廃水を処理する実験を6か月間行った。PAC添加MBRは無添加MBRよりE2とEE2除去率が向上し,それぞれ89。0%が92.4%と70.9%が86.7%になった。CODとアンモニア態窒素除去率はPAC有無とも同じで,PACは微生物分解又は膜濾過で除去できない難分解性COD成分を除去できないことを示した。PAC添加はPAC-MBRスラッジ中の可溶性菌体外高分子物質とコロイドTOC成分の濃度を大きく低減した。また,スラッジの粒度分布を大きい側にシフトさせ,膜間差圧の上昇を低減し,長期運転ができた。コスト分析を行い,PAC添加は膜洗浄や膜交換の操業コストを低減できることを示した。

シソーラス用語： 廃水処理 ,  *バイオリアクタ ,  膜反応器 ,  精密濾過 ,  *活性炭 ,  *内分泌撹乱物質 ,  膜 ,  接触曝気法 ,  台上試験 ,  廃水 ,  COD【水質】 ,  アンモニア態窒素 ,  脱窒素 ,  有機化合物 ,  生体高分子 ,  TOC【炭素】 ,  粒度分布 ,  圧力 ,  *原価分析 ,  洗浄 ,  操業費 ,  エストロゲン ,  アセチレン化合物 ,  フェノール類 ,  ノルステロイド ,  ジオール ,  ステロイド ,  活性汚泥法 ,  活性汚泥 ,  *メンブレンバイオリアクタ ,  ステロイドホルモン
準シソーラス用語： 活性スラッジ法 ,  活性スラッジ ,  菌体外高分子物質 ,  合成廃水 ,  浸漬濾床法 ,  中空糸膜 ,  難分解性有機物 ,  *粉末活性炭 ,  *膜バイオリアクタ ,  膜間差圧 ,  膜洗浄

分類 (2件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  膜分離  (XD02120Z)

物質索引 (2件)： 17α-エチニルエストラジオール ,  17β-エストラジオール

タイトルに関連する用語 (4件)： 用量 ,  粉末活性炭 ,  膜バイオリアクタ ,  性能改善