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J-GLOBAL ID:201002263841157633   整理番号:10A0071202

液体中の個々のナノ粒子を感度よく検出するための微分干渉コントラスト熱レンズ顕微鏡の開発

Development of a Differential Interference Contrast Thermal Lens Microscope for Sensitive Individual Nanoparticle Detection in Liquid
著者 (3件):
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巻: 81  号: 23  ページ: 9802-9806  発行年: 2009年12月01日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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マイクロスペース及びナノスペースでの分析は少量の試料,短い分析時間,低価格などの長所を有するが,検出が非常に困難である。単一分子検出のための最も一般的な方法にレーザ誘起蛍光法があるが,このレーザ誘起蛍光法では蛍光性分子だけしか検出することができない。本研究では従来の熱レンズ顕微鏡の検出限界を改善するため,新しい原理に基づく熱レンズ顕微鏡を開発した。高い位相コントラストを生じさせるためにシェア値5μmを有する1組の微分干渉コントラストプリズムを構築したが,熱レンズ顕微鏡測定におけるバックグラウンドは微分干渉によって1/100にまで減少し,信号/バックグラウンド比を1桁,改善することができた。微分干渉コントラスト熱レンズ顕微鏡を用いて金ナノ粒子をカウントしたところ,高い信号対雑音比で粒子をカウントすることができ,SN比を1桁改善することができた。また液体中の単一分子カウンティングの可能性について調べたところ,近い将来,ここに示した微分干渉コントラスト熱レンズ顕微鏡が液体中の個々の分子を検出するための革新的なツールとして,例えば,標識化によってそれらの機能性を下げることなく,プロテオミクスにおけるような個々の蛋白質の検出に寄与することが示唆された。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
光学的測定とその装置一般  ,  原子・分子のクラスタ 

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