文献

J-GLOBAL ID：201002264114724238   整理番号：10A0732390

ガス湯沸器等の欠陥に係る民事,刑事責任について

著者 (1件)： 石田良文 (佐世保市東消防署)
資料名： 近代消防  (Firefighter)
巻： 48  号： 8  ページ： 46-50  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： L0482A  ISSN： 0288-6693  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2010年5月に,パロマ工業社製のガス湯沸器の不具合による利用者の死亡事故に対する裁判の判決が行われ,同社の元社長と元品質管理部長に実刑が課されることになった。この案件では,事故の予見可能性と安全対策による回避可能性が大きな争点になった。そこで,既往のガス湯沸器に係る民事および刑事事件の事例を紹介した。ガス湯沸器とこれに連結した排気筒の欠陥に基づく民事事件,および,ガス湯沸器等の不備と刑事責任,である。前者は,札幌市のマンションで起きた腐食した排気筒から漏れた一酸化炭素で中毒死した事件である。マンションの所有者(賃貸者)の責任,マンション管理会社の責任,ガス事業者の責任,につき,何れも責任があることが示された。後者では,前者と同じ事件で,賃貸者に対し業務上過失致死罪が課されたものである。

シソーラス用語： 給湯設備 ,  ガス設備 ,  *死亡事故 ,  判例 ,  集合住宅 ,  企業 ,  都市ガス ,  排気管 ,  燃焼ガス ,  ガス漏れ
準シソーラス用語： ガス事業者 ,  *ガス湯沸器 ,  家主 ,  管理組合 ,  刑事責任 ,  事例紹介 ,  民事責任

分類 (2件)： その他の災害,防災  (RA02040X) ,  建物内の給排水・衛生設備  (RB06020G)

タイトルに関連する用語 (3件)： 湯沸器 ,  欠陥 ,  刑事責任