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J-GLOBAL ID:201002264331682446   整理番号:10A0441101

酸化LDLとリゾホスファチジルコリンによる非選択的カチオン電流調整とこれによる細胞傷害抑制への寄与

Modulation of nonselective cation current by oxidized LDL and lysophosphatidylcholine and its inhibitory contribution to endothelial damage
著者 (6件):
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巻: 86  号: 19-20  ページ: 733-739  発行年: 2010年05月08日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:本試験では,培養ヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)を使用して,酸化低密度リポタンパク質(LDL)とその主要脂肪構成物質であるリゾホスファチジルコリン(LPC)が非選択的カチオン(NSC)電流に及ぼす効果,およびこれによるLPC誘導細胞毒性抑制への寄与を検討した。主な方法:パッチクランプ法とレサズリン細胞生存試験を用いた。主な所見:電位固定済みの細胞,酸化LDLやLPCによって,緩徐にNSC電流が活性化された。また,NSC電流は,細胞に対してパッチピペットを用いて各種濃度で緩衝したカルシウムイオン溶液を負荷することによって,または,筋小胞体カルシウムポンプ阻害剤2,5-di-t-butyl-1,4-benzohydroquinone(BHQ),代謝阻害物質シアンイオン,またはヒドロペルオキシダーゼのドナーtert-butyl hydroperoxide(TBHP)を使用することによって活性化された。一方,細胞内カルシウムイオンを12Mm BAPTAにより強力に緩衝した場合や,細胞に対してパッチピペットを用いてスーパーオキシドジスムターゼを負荷した場合は,LPC,BHQによってNSC電流は活性化されなかった。さらに,LPC,TBHP,またはシアンイオンによって活性化されたNSC電流は,酸化LDLやLPCによって一層上昇した。細胞内ストアからカルシウムイオンが放出されて,ストア作動性カルシウムイオン流入が一層促進された。カルシウムイオン流入とNO合成によって,LPC誘導性の細胞毒性が増大された。重要性:酸化LDL,またはその主要脂肪構成物質LPCによって,細胞内ストアから放出されたカルシウムイオンを介してカルシウムイオン透過性電流が活性化されるとともにROSが産生されてカルシウムイオン流入が増大する。NSCチャンネルを通したカルシウムイオン流入によってNOが生じて内皮細胞が保護されることが考えられる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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細胞生理一般 
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