抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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九州沖縄農業研究センターで育成中のインドネシア産サトウキビ野生種「Glagah Kloet」を利用した種間雑種により開発した高バイオマス用系統を用いて,かん水ほ場と無かん水ほ場で,春植え(2007年度),株出し(2008年度)の生産力,品質を評価し,鹿児島県奄美地域における適応性を検討した。1.高バイオマス用2系統は新植,株出し栽培とも無かん水ほ場の原料茎重が,かん水ほ場の製糖用品種NiF8より重かった。KY01-2044はかん水および無かん水ほ場における全糖収量が目標全糖収量の200kg/a以上となった。2.高バイオマス用系統は,新植と比べて株出し栽培の原料茎数が増加することから,株出しが増えるにつれて,茎数が増加する野生種の特性が導入されていると推察され,多回株出し栽培の可能性が示された。3.KY01-2044は製糖用品種NiF8と比べて収量性が優れ蔗汁Brixも同等のため,黒穂病抵抗性を改良することで一般製糖用への利用可能な品種育成への可能性が示された。(著者抄録)