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J-GLOBAL ID：201002264458492638   整理番号：10A0878386

HFO-1234yfを含む3,3,3-フルオロ-1-プロペンに対する力の場

A Force Field for 3,3,3-Fluoro-1-propenes, Including HFO-1234yf

著者 (2件)： RAABE Gabriele (Technische Univ. Braunschweig, Braunschweig, DEU) ,  MAGINN Edward J. (Univ. Notre Dame, Indiana)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 114  号： 31  ページ： 10133-10142  発行年： 2010年08月12日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 温室効果ガスの全体放出を削減するため,EU法2006/40/ECは2011年1月から150を越えるGWPを有する自動車用HVACシステムにおける冷媒使用を禁止した。しかるに,現在使用中のテトラフルオロエタン冷媒R134a停止は代替冷媒採用を必要とする。2,3,3,3-テトラフルオロ-1-プロペン(HFO-1234yf)のようなフルオロプロペンは有望GWP冷媒と見なされているが,それらの熱物理性質の実験データ欠如はHVACシステムまたは他の技術応用におけるそれらの性能に関する独立研究を妨げている。原則として,分子モデルは冷媒の関連性質を予測するため用いられるが,適切分子間ポテンシャル関数(「力の場」)はフルオロプロペンにはない。しかるに,CF₃-,-CF=,-CH=,CF₂=及びCH₂=基からなるフルオロプロペンに対する伝達性力の場を開発し,HFO-1234yf,3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン(HFO-1234zf)及びヘキサフルオロ-1-プロペン(HFO-1216)を調べるため,その力の場を適用した。蒸気圧,飽和密度及び蒸発熱を計算するため三種のフルオロプロペンに関するGibbs集団シミュレーションを行った。更に,温度範囲263.15~310Kと2MPaに至る圧力でHFO-1234yfの密度,熱膨張率,等圧熱容量及び輸送特性を予測するため分子動力学シミュレーションを行った。シミュレーション結果と実験データ及び/または相関(入手できる場合)間の一致は良好であり,それによって力の場の予測能を検証できた。

シソーラス用語： HVAC ,  *温室効果ガス ,  地球温暖化 ,  欧州連合 ,  *冷媒 ,  *脂肪族フッ素化合物 ,  力の場 ,  蒸気圧 ,  蒸発熱 ,  熱膨張係数 ,  熱容量 ,  輸送現象 ,  計算機シミュレーション ,  分子動力学 ,  分子モデル ,  理想気体 ,  オレフィン化合物
準シソーラス用語： EU【欧州】 ,  GWP ,  ポテンシャル関数 ,  定圧熱容量 ,  熱膨張率 ,  分子動力学シミュレーション ,  輸送特性

分類 (2件)： 脂肪族ハロゲン化合物  (CF03050P) ,  冷媒,ブライン  (PD02000M)

物質索引 (3件)： 2,3,3,3-テトラフルオロプロペン ,  3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン ,  ヘキサフルオロ-1-プロペン

タイトルに関連する用語 (3件)： HFO-1234yf ,  3-フルオロ-1-プロペン ,  力の場