KI中におけるF中心の発光効率の寿命測定による研究

AKIYAMA Norio; KOBASHI Keita; MURAMATSU Shinji

文献

J-GLOBAL ID：201002264540886270 整理番号：10A0047281

KI中におけるF中心の発光効率の寿命測定による研究

Luminescence efficiency of F centers in KI studied by lifetime measurements

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資料名：
巻： 80 号： 19 ページ： 195116.1-195116.12 発行年： 2009年11月
JST資料番号： D0746A ISSN： 1098-0121 CODEN： PRBMDO 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

一般的に,固体レーザーとして有用な材料は光学的に活性なイオン,あるいは色中心を含む絶縁体である。物質中における活性因子の発光機構を知ることは非常に重要である。とくに,効率の良いレーザー材料を探るには,発光効率に大きな影響を及ぼす無輻射過程を明確にすることが重要である。本稿では,KI中における孤立したF中心の発光効率を,寿命測定によって励起エネルギーの関数として研究した結果を報告する。パルス励起の下で測定した発光強度は非指数関数的な減衰を示すことが分かった。また,励起エネルギーがFの吸収バンドの高エネルギー側における勾配の位置に対応する1.96eVを越すと,発光効率は1以下に低下することが分かった。また,発光効率のしきい値は以前にcw励起の下で得られた値よりも小さいが,LeungとSongによって理論的に予測される値に近いことが判明した。この違いの原因を究明するために,cw励起の下における実験を試みた。その結果,cw法によって得られた値とパルス法で得られた値の間の関係を明らかにすることができた。更に,本研究で得られたデータをLeungとSongによる無輻射プロセスに関するモデルを用いて解析した。

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無機化合物のルミネセンス

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