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J-GLOBAL ID：201002264558701072   整理番号：10A1126938

多重モデル法を用いた鉄道車両の状態診断

Condition Monitoring of Railway Vehicles Using Multiple Model Approach

著者 (2件)： 森裕貴 (日本大 大学院生産工学研究科) ,  綱島均 (日本大 生産工)
資料名： 日本機械学会論文集 C編  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C)
巻： 76  号： 770  ページ： 2364-2371  発行年： 2010年10月25日 
JST資料番号： F0045B  ISSN： 0387-5024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道車両の検査は安全を保証する重要な業務である。しかし,定期検査時に故障を検出できない場合,重大な事故を引き起こす可能性がある。そのため,故障を走行中においてもリアルタイムに検知することが重要であり,そのためには車両の状態を常時監視することが必要である。本論文では多重モデル法の一つであるInteracting Multiple Model法を用いて,鉄道車両サスペンションの故障検知を行う方法を提案した。特に,多重モデル法による推定精度を向上させるために,推定用モデルを逐次更新する手法を提案した。開発した推定アルゴリズムの有効性を確認するために,マルチボディダイナミクスSIMPACKを用いて,車体台車間左右動ダンパの故障検出シミュレーションを行った。その結果,提案の方法により検出精度が大幅に向上する事が明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *モデル ,  *鉄道車両 ,  *監視 ,  懸架装置 ,  精度 ,  アルゴリズム ,  動力学 ,  ダンパ ,  故障検出
準シソーラス用語： マルチボディダイナミクス ,  *状態監視 ,  推定アルゴリズム ,  推定精度 ,  *多重モデル

分類 (1件)： 鉄道車両修理  (QH02020V)

引用文献 (10件)：

• 1) GOODALL R. M. Concept and Techniques for Railway Condition Monitoring. The International Conference on Railway Condition Monitoring 2006. (2006) p.90-95.
• 2) PATTON R. J. Issues of Fault Diagnosis for Dynamic System. Springer. (2000)
• 3) SIMANI S. Model-based Fault Diagnosis in Dynamic System Using Identification Techniques. Springer. (2003)
• 4) GUSTAFSSON F. Adaptive Filtering and Change Detection. Wiley. (2001)
• 5) BURUNI S. Control and monitoring for railway vehicle dynamics. Vehicle System Dynamics. (2007) vol.45, no.7-8, p.765-771.

タイトルに関連する用語 (3件)： 多重モデル ,  鉄道車両 ,  診断