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J-GLOBAL ID：201002264660848029   整理番号：10A0216742

メタボリックシンドローム患者におけるAPOA5および APOC3遺伝子多型性と血漿アポリポ蛋白質A5量との関係

Association of APOA5 and APOC3 gene polymorphisms with plasma apolipoprotein A5 level in patients with metabolic syndrome

著者 (3件)： NICULESCU Loredan S. (Dep. of Lipoproteins and Atherosclerosis, Inst. of Cellular Biology and Pathology “Nicolae Simionescu”, Bucharest, ROM) ,  VLADICA Maria (Inst. of Diabetes, Nutrition and Metabolic Diseases “N.C. Paulescu”, Bucharest, ROM) ,  SIMA Anca V. (Dep. of Lipoproteins and Atherosclerosis, Inst. of Cellular Biology and Pathology “Nicolae Simionescu”, Bucharest, ROM)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 391  号： 1  ページ： 587-591  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アポリポ蛋白質A5遺伝子(APOA5)変異体は,メタボリックシンドローム(MS)のリスク因子,血漿トリグリセリドの増加と関係するが,アポリポ蛋白質C3 (APOC3)遺伝子型との関係は,議論の余地が残っている。ルーマニアポピュレーションのMS患者におけるAPOA5遺伝子型と血漿apoA5量およびAPOC3遺伝子型との関係を検討した。APOA5 (-1131T>C,c.56C>G)とAPOC3 (-482C>T,-455T>C)遺伝子型および血漿apoA5濃度を,MS患者および健康なヒトで測定した。結果は,APOA5 c.56G対立遺伝子のキャリアー,MS患者が,APOA5 -1131C対立遺伝子または通常の遺伝子型のMSキャリアーと比べ,血漿と高密度リポ蛋白質(HDL)中のapoA5量が多いことを示した。-1131Cとc.56G対立遺伝子のMSキャリアーの血漿とHDL分画中のApoA5量は,c.56G対立遺伝子のMSキャリアーにおいて血漿トリグリセリド量と正に,HDL-コレステロールと負に相関した。APOC3 -482Tと-455C対立遺伝子のより高い頻度は,健康なヒトと比べ,MS患者で観察された。MS患者におけるAPOC3 -482Tおよび-455CとAPOA5 -1131C対立遺伝子との関係を示したが,c.56G対立遺伝子との関係は示せなかった。機能的多型性としてのAPOA5 c.56C>Gを提案するが,APOA5 -1131T>Cは,独立したリスク因子ではなく,APOC3 -482Tまたは-455C対立遺伝子と関係した場合のみ影響がある。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *メタボリックシンドローム ,  *アポリポタンパク質 ,  遺伝子多型 ,  突然変異体 ,  ルーマニア ,  集団遺伝 ,  血漿中濃度 ,  トリグリセリド ,  HDL【リポタンパク質】 ,  ステロール ,  塩基対置換 ,  HDLコレステロール
準シソーラス用語： *アポリポ蛋白質A5 ,  *アポリポ蛋白質C3

分類 (2件)： 遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J)

タイトルに関連する用語 (6件)： メタボリックシンドローム ,  患者 ,  APOA5 ,  遺伝子多型性 ,  血漿 ,  アポリポ蛋白質A5