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J-GLOBAL ID:201002264810898100   整理番号:10A0838134

von Willebrand因子のA1ドメインの不安定化はA1A2A3の3ドメインを分離させ,糖蛋白質Ibαへ自発的に結合させ,剪断応力下で血小板を活性化する

Destabilization of the A1 Domain in von Willebrand Factor Dissociates the A1A2A3 Tri-domain and Provokes Spontaneous Binding to Glycoprotein Ibα and Platelet Activation under Shear Stress
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資料名:
巻: 285  号: 30  ページ: 22831-22839  発行年: 2010年07月23日 
JST資料番号: E0038A  ISSN: 0021-9258  CODEN: JBCHA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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組換えA1A2A3の3ドメイン蛋白質を用いて,von Willebrand因子(VWF)中でのAドメインの会合が血小板糖蛋白質Ibα(GPIbα)への結合を制御していることを明らかにした。さらに,野生型(WT)A1とA1ドメインを不安定化させることで3ドメイン複合体を分離させるR1450E変異体とを比較した。尿素で変性させ,示差走査熱量測定を行って,A1ドメイン構造が不安定化すると,3つのAドメイン間の相互作用が低下することを明らかにした。3つのAドメインが分離すると,R1450Eはリストセチンが無くても自発的にGPIbαに結合した。このとき,見かけのKD値は85±34nMであった。一方,リストセチンが有るときのWTの見かけのKD値は36±12nMであった。変異体はリストセチンの誘導する血小板凝集を100%阻害したが,WTは阻害できなかった。変異体は,500s-1および5000s-1の剪断速度で,剪断が誘導する血小板凝集をそれぞれの速度で42%および66%強めた。WTが存在すると,剪断が誘導する血小板凝集は18%を超えなかった。フィブリン(フィブリノーゲン)被覆表面を灌流させる前に,A1A2A3変異体を添加した。1500s-1で,WTを含む血液由来の血小板は,表面領域に付着したのは10%以下であった。一方,変異体は血小板をすばやく結合させ,フィブリン(フィブリノーゲン)表面領域の100%が被覆された。多量体のVWFについても,灌流前に血液に0.5mg/mlのリストセチンを加えると同様の結果が得られた。EDTAまたはGPIbαおよびαIIbβ3に対する抗体は,変異体とリストセチンの血小板活性化/付着に対する効果を阻害した。
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分類 (1件):
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線維素溶解・血液凝固 

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