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J-GLOBAL ID:201002264918212914   整理番号:10A0626760

都市環境に対する微粒子物質形成のイオン化学におけるアンモニアの潜在的な役割の調査

Investigating the potential role of ammonia in ion chemistry of fine particulate matter formation for an urban environment
著者 (2件):
資料名:
巻: 408  号: 17  ページ: 3569-3575  発行年: 2010年08月01日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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PM<sub>2.5</sub>エアロゾルのイオン化学におけるアンモニアの潜在的な役割を調査するために,イオンスペシエーションおよびガス状汚染物質(二酸化硫黄(SO<sub>2</sub>),酸化窒素(NO<sub>x</sub>),アンモニア(NH<sub>3</sub>)および硝酸(HNO<sub>3</sub>))と共にPM<sub>2.5</sub>(空気動力学的直径<2.5μmを有する粒状物質)の測定を,インドのGanga盆地にある都市工業都市であるKanpurにおける4カ所のサンプリングサイトで2007年-2008年の2季節(夏と冬)に取り組んだ。水溶性イオンの平均濃度を以下の順番で観測された(i)夏:SO<sub>4</sub><sup>2-</sup>(26.3μg m<sup>-3</sup>)>NO<sub>3</sub><sup>-</sup>(16.8)>NH<sub>4</sub><sup>+</sup>(15.1)>Ca<sup>2+</sup>(4.1)>Na<sup>+</sup>(2.4)>K<sup>+</sup>(2.1μg m<sup>-3</sup>)および(ii)冬:SO<sub>4</sub><sup>2-</sup>(28.9μg m<sup>-3</sup>)>NO<sub>3</sub><sup>-</sup>(23.0)>NH<sub>4</sub><sup>+</sup>(16.4)>Ca<sup>2+</sup>(3.4)>K<sup>+</sup>(3.3)>Na<sup>+</sup>(3.2μg m<sup>-3</sup>)。NH<sub>4</sub><sup>+</sup>のSO<sub>4</sub><sup>2-</sup>に対する平均モル比は2.8±0.6(ほとんど>2)であり,これはH<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>を中和するNH<sub>3</sub>の豊富さを示している。過剰なNH<sub>4</sub><sup>+</sup>はNO<sub>3</sub><sup>-</sup>およびCl<sup>-</sup>と結びついていると推測される。窒素転換率(F<sub>n</sub>:39%)よりもより高い硫黄転換率(F<sub>s</sub>:58%)は,SO<sub>4</sub><sup>2-</sup>がNO<sub>3</sub><sup>-</sup>に対する優先二次種であることを示す。PM<sub>2.5</sub>のイオン化学に対する荷電平衡は,前駆体としてアンモニアから形成された化合物が(NH<sub>4</sub>)<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>,NH<sub>4</sub>NO<sub>3</sub>およびNH<sub>4</sub>Clであることを明らかにした。本研究は,硝酸塩がなかったら夏にはPM<sub>2.5</sub>へのNH<sub>4</sub><sup>+</sup>,SO<sub>4</sub><sup>2-</sup>の高い寄与があるけれども(粒子相),硝酸塩形成を促進する順方向へアンモニアおよびHNO<sub>3</sub>間の反応を駆動する低温のために決定的に重要な意味を持つのは冬季であることを最終的に明らかにした。要約すれば,無機二次エアロゾル形成がPM<sub>2.5</sub>の30%質量を占め,またどのような粒子規制戦略もアンモニアを含む一次前駆体ガスの最適規制を含む。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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粒状物調査測定 

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