抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成18年度に創設した佐賀県太陽光発電トップランナー推進事業は,太陽光発電の発電時にCO
2を排出しない特性をとらえ,自家消費分の電力を40円/kWhで買い取る制度で,グリーン電力証書を活用したものである。平成21年8月に,この事業は都道府県の政策の中から先進性に優れ,これからの分権型社会を目指す取組として模範となるものと認められ,全国知事会から先進政策バンクの優秀政策の表彰を受けた。この事業で県が取得したグリーン電力証書は全部で約160万kWhとなり,これまでの平成19年度の「2007青春・佐賀国体」で使用した電力4万kWhや,昨年3000人を集めた「三瀬プラネットジャム」の電力7,400万kWhなど,また佐賀城本丸歴史館の1年間の電力40万kWhをグリーン電力証書で賄っている。また,普及率日本一をPRし,太陽光発電の普及を促進するために,太陽光発電システムの展示,セミナー等を開催するとともに,学校や地域団体が開催する環境学習会,体験教室などに環境サポーターを派遣する活動などを行っている。さらに新エネルギーの産業化を図るうえでは人材育成が重要であることから,県内の工業系高校において,太陽電池や燃料電池などの新エネルギーの開発に携わる企業人や大学の先生を招き,特別講座を実施している。