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J-GLOBAL ID:201002265086363204   整理番号:10A0025731

Hubbardモデルにおけるフラストレーテッド電子液体

Frustrated Electron Liquids in the Hubbard Model
著者 (2件):
資料名:
巻: 78  号: 12  ページ: 124707.1-124707.11  発行年: 2009年12月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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Hubbardモデルの基底状態を,秩序パラメータが存在しない束縛Hilbert空間の範囲内で研究した。電子の自己エネルギーを,単一サイト及び多重サイト自己エネルギーに分解した。単一サイト自己エネルギーの計算を,Andersonモデルを自己無撞着的に決定し,解く問題に位置づけた。電子リザーバを陽に考慮するとき,多重サイト自己エネルギーが非常に異常で,基底状態そのものが正常なFermi液体ではなくても,基底状態に関する単一サイト自己エネルギーは,正常Fermi液体のそれであることを証明した。したがって,基底状態は最高の単一サイト近似(S3A)における正常Fermi液体であった。強結合領域において,Fermi液体はS3AにおけるKondo効果により安定化され,超交換相互作用のFock型項あるいはS3A背後の共鳴原子価結合(RVB)機構によりさらに安定化された。安定化Fermi液体は,HeisenbergモデルにおけるRVBスピン液体と同程度にフラストレーションを受け,Kondo理論により全Hilbert空間における正常あるいは異常Fermi液体及び規則化状態を研究するのに使用できる関連性のある無摂動状態であった。Fock型項より高次の多重サイトを考慮しても,基底状態は完全なギャップをもつ絶縁体でも,Mott絶縁体でもありえなかった。多重サイト自己エネルギーが非常に異常で,それが化学ポテンシャルにおいて発散しても,それはギャップレス超伝導体でしかありえなかった。Mott絶縁体が,高温相として唯一可能であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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電子構造一般  ,  金属-絶縁体転移 
引用文献 (57件):
  • 1) N. F. Mott: <I>Metal–Insulator Transition</I> (Taylor & Francis, London, 1974).
  • 2) J. Hubbard: Proc. R. Soc. London, Ser. A 276 (1963) 238.
  • 3) J. Hubbard: Proc. R. Soc. London, Ser. A 281 (1964) 401.
  • 4) M. C. Gutzwiller: Phys. Rev. Lett. 10 (1963) 159.
  • 5) M. C. Gutzwiller: Phys. Rev. 134 (1964) A923.
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