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J-GLOBAL ID：201002265203415466   整理番号：10A0604572

空気中のパーソナルケア製品の添加剤の定量のための熱脱着-ガスクロマトグラフィー-質量スペクトル分析法の開発

Development of a thermal desorption-gas chromatography-mass spectrometry method for determining personal care products in air

著者 (3件)： RAMIREZ Noelia (Dep. of Analytical Chemistry and Organic Chemistry, Univ. Rovira i Virgili, Marcel・li Domingo s/n, Sescelades Campus ...) ,  MARCE Rosa Maria (Dep. of Analytical Chemistry and Organic Chemistry, Univ. Rovira i Virgili, Marcel・li Domingo s/n, Sescelades Campus ...) ,  BORRULL Francesc (Dep. of Analytical Chemistry and Organic Chemistry, Univ. Rovira i Virgili, Marcel・li Domingo s/n, Sescelades Campus ...)
資料名： Journal of Chromatography A  (Journal of Chromatography A)
巻： 1217  号： 26  ページ： 4430-4438  発行年： 2010年06月25日 
JST資料番号： C0278B  ISSN： 0021-9673  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究は,空気試料中のパーソナルケア製品(PCP)の14種の添加剤-9種の合成ムスク類,4種のパラベン類,1種の忌避剤の新規分析法の開発を明らかにする。本法は,吸着チューブによる活性サンプリングと熱脱着-ガスクロマトグラフィー-質量スペクトル分析に基づき,迅速で高感度で試料の汚染のリスクが劇的に低い。3種のチューブとトラップを試み,Tenaz TAで充填したものが本研究に最もふさわしい。方法の検証の結果,良好な繰り返し性と再現性,低い検出限界(6,7-ジヒドロ-1,1,2,3,3-ペンタメチル-4(5H)-インダノン(DPMI)の0.03ng/m³とプロピルパラベンの12.5ng/m³の間),及びすべての化合物に対する良好な直線性を示した。保存中の試料の安定性が,試料は4°Cの冷蔵庫中に保存され,試料収集の1週間以内に分析する必要を示唆した。本法の実試料への応用性を種々の屋内,戸外の大気で試験した。屋内空気中の全PCP値は,薬局の135ng/m³から理髪店の2838ng/m³に変動した。一方,屋外の値は郊外の環境の14ng/m³から都市環境の26ng/m³に変動した。最も量に富む合成ムスク類は,一般的に,ガラクソリド(5.9-1256ng/m³),ムスクキシレン(1.6-766ng/m³),及びトナリド(1.1-138ng/m³)であった。メチル,エチルパラベンは,それぞれ2.4-313ng/m³,1.8-117ng/m³であり,最も量に富むパラベン類であった。揮発性有機化合物の定量のために熱脱着法を広く利用したが,半揮発性化合物にまれに利用されただけであった。したがって,本研究は,熱脱着法が半揮発性化合物に有効であり,PCPsの定量に用いられることはじめて示す。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *大気中 ,  *添加剤 ,  *定量分析 ,  *熱脱着 ,  *GC-MS分析 ,  麝香 ,  カルボン酸エステル ,  ヒドロキシ酸 ,  フェノール類 ,  芳香族カルボン酸 ,  忌避剤 ,  吸着 ,  試料採取
準シソーラス用語： *パーソナルケア製品 ,  パラベン類

分類 (3件)： 有機化合物の各種分析  (CC08034J) ,  化粧品  (YG03030S) ,  大気の各種分析  (CC08050P)

物質索引 (4件)： エチルパラベン ,  トナリド ,  ムスクキシレン ,  メチルパラベン

タイトルに関連する用語 (8件)： 空気中 ,  パーソナルケア製品 ,  添加剤 ,  定量 ,  熱脱着 ,  ガスクロマトグラフィー ,  質量スペクトル分析法 ,  開発