文献

J-GLOBAL ID：201002265337861322   整理番号：10A0682422

極厚鋼板を対象とした多列高力ボルト摩擦接合継手の力学的挙動に関する実験的研究

著者 (4件)： 山口隆司 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  PENG Xue (大阪市大 大学院工学研究科) ,  鈴木康夫 (宇都宮大 大学院工学研究部) ,  宮尾修平 (大阪市大 工)
資料名： 鋼構造論文集  (Steel Construction Engineering)
巻： 17  号： 66  ページ： 23-33  発行年： 2010年06月28日 
JST資料番号： L5269A  ISSN： 1880-9928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,鋼橋の分野では,その製作合理化の観点から,厚さ75mmを超える極厚鋼板を採用する事例がいくつか見られる。現在,このような極厚鋼板の現場接合法は主として溶接接合法が用いられているが,その場合の品質確保がコストアップの要因となり問題視されている。一方,高力ボルト摩擦接合では継手部の力学的挙動に不明な点が多く,あまり利用されていないのが現状である。当研究では,極厚鋼板高力ボルト摩擦接合を対象に,ボルトの長尺化,ボルト列の多列化などがすべり限界挙動,降伏限界挙動にどのような影響を与えるのかを調べることを目的として,極厚鋼板多列高力ボルト摩擦接合継手に対する引張実験を行い,これらの影響を実験的に把握することを試みた。

シソーラス用語： *厚肉構造 ,  鋼板 ,  *ボルト継手 ,  板厚 ,  高力ボルト ,  摩擦力 ,  *引張試験 ,  歪分布 ,  *滑り抵抗 ,  耐荷力 ,  軸力 ,  配置 ,  ゆるみ

分類 (2件)： 金属構造  (RA04050W) ,  鋼橋  (RC06020J)

引用文献 (5件)：

• 南邦明・森猛・堀川秀信: 50mm厚鋼板を用いた太径ボルト (M36) 継手のすべり耐力試験, 土木学会論文集A, Vol.62, No.2, pp. 267-278, 2006.4.
• ISO/TC 167/SC 1-Steel Structures, Material and Desigli, 1991.
• 亀井義典・松野正見・西村宣男: 多列高カボルト摩擦接合引張継手のすべり強度に関する解析的研究, 土木学会論文集, No.640/1-50, 2000.
• 土木学会: 高カボルト摩擦接合継手の設計・施工・維持管理指針 (案), 2006.
• 建築学会: 鋼構造接合部設計指針, 2001

タイトルに関連する用語 (5件)： 厚鋼板 ,  高力ボルト摩擦接合 ,  継手 ,  力学的挙動 ,  実験的研究