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J-GLOBAL ID:201002265486725326   整理番号:10A0130304

有機媒質中での求核置換反応による高分子/量子ドット複合多層膜のLbL成長

Layer-by-Layer Growth of Polymer/Quantum Dot Composite Multilayers by Nucleophilic Substitution in Organic Media
著者 (6件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 359-363  発行年: 2010年 
JST資料番号: H0127B  ISSN: 1433-7851  CODEN: ACIEAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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求核的置換反応を利用し,無極性溶媒中において有機/無機多層膜を層毎(LbL)集積する方法を開発した。最初に,清浄な石英あるいはシリコン基板をポリアミドアミン(PAMA)デンドリマ溶液に浸漬し,PAMAデンドリマ層を形成した。次に,これを2-ブロモ-2-メチルプロピオン酸(BMPA)で被覆したCdSe@ZnS量子ドット(QD)を含むトルエンまたはヘキサン溶液に浸漬し,PAMAの末端NH2基とBMPA/CdSe@ZnSQDの末端Br原子との求核的置換反応によりQD層を形成した。次に,これをPAMA溶液中に浸漬し,同様にBr-NH2間の求核置換反応を利用してPAMA層を集積した。このようなLbL集積を繰り返すことにより(PAMA/BMPA-QD)n多層膜を形成した。BMPA安定化QDの代わりにメルカプト酢酸(MAA)で被覆した負荷電MAA-QDあるいはブロック共重合体ミセル(BCM;ポリスチレンコア/ポリアクリル酸コロナ)安定化QDを用いて作製した。(PAMA/BMPA-QD)10多層膜の光ルミネセンス(PL)は(PAMA/MAA-QD)10の約510倍,(PAMA/BCM-QD)nの約10倍高いことが分かった。PL強度のこのような大きな違いはPL量子収率,層毎の表面被覆率,PL強度の経時変化の違いにより説明できた。静電的相互作用ではなく求核的置換反応によりLbL膜を形成する方法は機能性多層膜形成の新しい方法として注目される。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
界面化学一般  ,  薄膜一般  ,  錯体のルミネセンス 

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