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J-GLOBAL ID:201002265595652584   整理番号:10A0703647

電気的に可変な誘電材料及びその性能を改善する戦略

Electrically tunable dielectric materials and strategies to improve their performances
著者 (6件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 840-893  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: E0638A  ISSN: 0079-6425  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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電気的に可変な誘電材料は,例えば可変発振器,移相器及びバラクタなど種々のマイクロ波装置への応用が期待されている。高誘電可変性,低誘電正接及び適切な程度の誘電定数はこれらの用途の基本的な要求条件である。もっとも可能性の高い候補が強誘電材料である。一般にチタン酸ストロンチウム(SrTiO3又はST)は低温作動するデバイスに使用されており,チタン酸バリウムストロンチウム(Ba1-xSrxTiO3又はBST)は室温作動するデバイスに使用されている。母材料の強誘電体をSr1-xPbxTiO3,BaZrxTi1-xO3及びBaTi1-xSnxO3のように変更して広範に調査した。さらに,電気的に可変な非強誘電化合物に基づいた誘電材料について,例えばマイクロ波誘電体とカーボンナノチューブ(CNT)の複合材料について報告した。強誘電材料に特有の決定的な問題は,誘電損失の減少である。誘電正接が実際の装置への応用では比較的高いからである。近年,BSTに基づいた強誘電体における誘電損失を低減する多くの試みがなされてきた。効果的な方法は低誘電損失の酸化物,例えばMgO,ZrO2及びAl2O3,TiO2,LaAlO3,及びBi1.5ZnNb1.5O7などを強誘電材料にドーピングすることである。酸化物の導入により,誘電正接が低減できるだけでなく,誘電定数を種々の装置の実用的な設計に適合するように変更できる。すなわち,薄膜の誘電性及び電気的特性を化学的ドーピング,基板の適応,方位及び異方性の最適化により改善できる。本概説は強誘電体及び非強誘電体に基づいた電気的に可変な誘電材料の開発における近年の進歩の全体を要約したものであり,特にマイクロ波装置用途の強誘電材料の特性改善に用いられた戦略について注目して説明した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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誘電体一般  ,  セラミック・磁器の性質 
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