抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究は,中国における山西省の商人(晋商)の王氏一族が明代から清代に築いた邸宅である王家大院を研究対象として,その建築の空間構成および空間特性を明らかにした。研究では,1)高家崖敷地内の全ての合院を視野に入れた建築空間の分類と比較,2)高家屋敷地全体の建築的配置・構成の特徴,の解明を意図した。その結果,高家屋の建築空間の特性を,1)合院の類型,2)進落の構成,および3)合院の用途の3つの観点から考察したが,これらの間には密接な関係が存在することが判明した。すなわち,中央の合院ほど重要性が高く,建築構成も整然としていて,複雑かつ格式の高い要素で構成されており,敷地全体として求心的な構成にまとめられていることが指摘できた。