抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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非静水圧的応力場は,弾性多孔質媒体の孔ネットワークにおける結晶成長の方位に影響する。結晶内の応力の静水圧状態の仮説は,孔内結晶化に対する多孔質力学の最近の進展(Coussy,2006)において言外に成された。この基礎的な仮説は,Eshelbyの問題に基づくスモールスケール概念的モデルにおいて再検討した。そして,化学・機械平衡が,結晶が遠方場応力に対するその形状と方位に適応し,その結果として応力の静水圧状態の平衡が得られることを要求していることを示した。遠方場応力を関数とした最適結晶形状を矛盾無く調べ,限られたケースを取り上げた。スモールスケールモデルは,孔内結晶化の多孔質力学における偏差応力と関連する巨視的影響を把握することが出来た。さらに,現状の結晶飽和と応力状態に共に依存する巨視的正接多孔弾性特性のアップスケーリングに対する基礎的要素を提供した。希薄マイクロメカニカル法は,偏差応力の関数として巨視的なBiot係数テンソルの変動を図示した。偏差応力が結晶化に先行して材料に適用された時に,室内実験に類似した簡易形態実験は,結晶化誘起された巨視的歪の強い異方性を示した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.