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J-GLOBAL ID：201002265941846927   整理番号：10A0215489

高圧溶解度から見た疎水性分子の部分モル体積

High Pressure Solubility and Partial Molar Volume of Hydrophobic Hydration

著者 (1件)： 澤村精治 (立命館大 生命科学)
資料名： 熱測定  (Calorimetry and Thermal Analysis)
巻： 37  号： 1  ページ： 34-41  発行年： 2010年01月31日 
JST資料番号： Z0896A  ISSN： 0386-2615  CODEN： NESOD2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高圧溶解度からアルキルベンゼンやナフタレンのような水に溶けにくい物質の部分モル体積を見積もってきた。その結果,Kauzmann以来,疎水性水和に伴う体積変化は負の値であると言われてきたが,溶質によっては正の値にもなることがわかってきた。さらに溶質分子の分子直径との相関も見られる。また,疎水性分子の水中の部分モル体積の等温圧縮率は低温では負の値であるが,これも溶質の種類によっては必ずしも負の値にはならないことが明らかになってきた。部分モル体積は通常密度の濃度勾配から見積もられるが,水中のナフタレンのように溶解しにくい物質では,高圧溶解度からの熱力学的解析による方法が有用な手段である。(著者抄録)

シソーラス用語： 高圧 ,  *溶解度 ,  疎水性 ,  部分モル量 ,  *モル体積 ,  水和 ,  分子サイズ ,  膨張係数 ,  圧縮率 ,  圧力効果 ,  温度依存性 ,  水溶液 ,  アルキルベンゼン ,  芳香族縮合炭化水素 ,  ポリアセン

分類 (1件)： 分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I)

物質索引 (3件)： エチルベンゼン ,  ナフタレン ,  アントラセン

引用文献 (46件)：

• SAWAMURA, S. Fluid Phase Equilibria. 2007, 254, 158
• SAWAMURA, S. Carbon. 2007, 45, 965
• MATSUO, H. Fluid Phase Equilibria. 2002, 20, 227
• SUZUKI, Y. High Press. Res. 2001, 21, 93
• SAWAMURA, S. Pure and Appl. Chem. 2007, 79, 861

タイトルに関連する用語 (5件)： 高圧 ,  溶解度 ,  疎水性 ,  分子 ,  部分モル体積