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J-GLOBAL ID:201002266380206962   整理番号:10A0832897

北太平洋西部上空のエアロゾル中のレボグルコサンの季節的変動及びバイオマス燃焼トレーサとしての評価

Seasonal variation of levoglucosan in aerosols over the western North Pacific and its assessment as a biomass-burning tracer
著者 (4件):
資料名:
巻: 44  号: 29  ページ: 3511-3518  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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レボグルコサンは大気中のバイオマス燃焼の分子トレーサとして有用であると考えられている。太平洋上空におけるその濃度の季節的変動を特徴づけ,長距離輸送後のトレーサとしての利用価値を評価する目的で,2001年から2004年にかけて北太平洋西部の父島においてレボグルコサン濃度の長期的変動を調べた。比較のため有機炭素(OC),元素状炭素(EC)及びD-グルコースを分析した。レボグルコサン濃度の季節的変動は冬に最大値を示し,これは気団の後方流跡線によって示されたようにアジアから太平洋へのアウトフローの増強と整合性を持つ。全球エアロゾルモデルの結果から推定されたレボグルコサンの冬の濃度レベルは,平均して観測されたレベルと同程度であり,これからレボグルコサンのかなりの割合が西風・北西風によりアジア大陸から長距離輸送される間に分解されないことが示唆される。この結果は父島と東アジア沿岸帯のレボグルコサン対EC比が同程度であることから支持される。逆に,夏のレボグルコサンの測定濃度はモデルの結果よりも顕著に小さい。このことから,太平洋上に停滞している気団中でのレボグルコサンの分解が考えられるが,モデル推定値の不確実性もこの相違に寄与しているかも知れない。分解経路の可能性の一つはヒドロキシルラジカルによる酸化である。酸触媒による反応の寄与はさらなる調査が必要である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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気圏環境汚染  ,  粒状物調査測定  ,  対流圏・成層圏の地球化学 

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