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J-GLOBAL ID：201002266399661458   整理番号：10A0256248

鉄筋コンクリートはりの曲げひび割れ幅の統計的評価

STATISTICAL EVALUATION OF FLEXURAL CRACK WITDH OF REINFORCED CONCRETE BEAM

著者 (3件)： 栖原健太郎 (電気化学工業) ,  辻幸和 (群馬大 大学院工学研究科) ,  有賀大峰 (鹿島建設)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 63  ページ： 324-331  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄筋コンクリートはりの曲げひび割れ幅の研究を行った。そのために,既往の研究による鉄筋コンクリート梁の幅および剪断スパン比を要因とした載荷試験結果と土木学会の曲げひび割れ算定式を比較検討し,これらの要因に対する後者の適合性を考察した。鉄筋コンクリート梁の試験体による曲げ載荷試験を行い,曲げひび割れ幅等を測定した。その結果,土木学会の算定式は,試験結果での亀裂幅の大きい3本の平均値には十分な適合性を有するが,最大曲げひび割れ幅に関しては適合性が低く,十分な安全性は得られないことが示唆された。また,剪断スパン比の値によっては,その差異が曲げひび割れ幅の性状に影響を及ぼすことが認められ,精度の高い曲げひび割れ幅の算定には,その把握が不可欠であることが判った。

シソーラス用語： *梁 ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  推定 ,  統計的方法 ,  模型試験 ,  載荷試験 ,  設計基準 ,  スパン
準シソーラス用語： *曲げひび割れ幅 ,  土木学会 ,  剪断スパン

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (9件)：

• 横田隆雄ほか: 鉄筋コンクリートはりの曲げひび割れ幅算定式の統計的評価、コンクリート工学年次論文集、Vol.19、No.2、pp. 681-686(1997)
• 栖原健太郎ほか: 鉄筋コンクリートはりの曲げひび割れ幅の算定式に関する一考察、土木学会論文集、No.627/V-44、pp. 273-281(1998)
• 有賀大峰ほか: 鉄筋コンクリートはりの曲げひび割れ幅性状の統計的評価、コンクリート工学年次論文集、Vol.28、No.2、pp. 715-720(2006)
• 土木学会: コンクリート標準示方書「設計編」(2008)
• 角田与史雄: 鉄筋コンクリートの最大ひび割れ幅、コンクリートジャーナル、Vol.8、No.9、Sept、pp. 1-10(1970)

タイトルに関連する用語 (3件)： 鉄筋コンクリートはり ,  統計 ,  評価