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J-GLOBAL ID：201002266549587944   整理番号：10A0308130

“宝の海”有明海を守るために-漁業者に受け入れられる下水処理を求めて-

著者 (1件)： 岡健太郎 (佐賀市下水浄化セ)
資料名： 月刊下水道  (Journal of Sewerage, Monthly)
巻： 33  号： 5  ページ： 62-65  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： Z0772A  ISSN： 0387-6926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有明海は全国のノリ生産量の2割を占める全国一のノリ生産地である。有明海沿岸まで600mに位置する佐賀市下水浄化センタは昭和53年に供用開始した。下水処理水によるノリ生産の被害が危惧され,漁協と協定書を交わし,それに従った下水処理を行なっている。市町村合併で下水処理量が増えることを懸念した漁協は下水浄化センタの一元化に反対した。市はノリの養殖期にノリの生長に有効な栄養塩類(窒素・りん)を多く含んだ処理水を放流することを提案した。その目的のため,ノリ養殖期には反応槽全7池のうち5~6池のみで高負荷運転し,反応槽内の5槽のうち前段3槽を擬似嫌気,後段2槽を好気槽として運転した。ノリ休漁期には反応槽全池を使用し,前段2槽を擬似嫌気,後段3槽を好気槽とする運転とし,また,放流水への滅菌剤(次亜塩素酸塩)の使用量を極力抑え,良好な結果を得ている。

シソーラス用語： *港湾 ,  佐賀県 ,  沿岸漁業 ,  *下水処理 ,  下水処理水 ,  *栄養塩類 ,  窒素 ,  リン ,  高次処理 ,  好気性処理 ,  嫌気性処理 ,  アマノリ属 ,  アサクサノリ ,  活性汚泥法
準シソーラス用語： 活性スラッジ法 ,  *有明海 ,  嫌気無酸素好気法 ,  甘海苔 ,  ノリ養殖

分類 (2件)： 下水道工学,廃水処理一般  (SC03010E) ,  海藻類  (FH02040G)

タイトルに関連する用語 (4件)： 海 ,  有明海 ,  漁業者 ,  下水処理