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J-GLOBAL ID:201002266602222520   整理番号:10A0829221

Candidatus Liberibacter asiaticusおよびCa.L.americanusによるネナシカズラ属植物Cuscuta indecoraのコロニー化

Colonization of Dodder, Cuscuta indecora, by ‘Candidatus Liberibacter asiaticus’ and ‘Ca. L. americanus’
著者 (4件):
資料名:
巻: 100  号:ページ: 756-762  発行年: 2010年08月 
JST資料番号: B0404B  ISSN: 0031-949X  CODEN: PHYTAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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柑橘のHuanglongbing(HLB)またはカンキツグリーニング病の病原菌Candidatus Liberibacter asiaticusおよびCa.L.americanasによるネナシカズラ属植物Cuscuta indecoraのコロニー化を調べた。全寄生性のCuscuta属植物はCa.L.asiaticusおよびCa.L.americanasを柑橘からそれよりも取り扱い容易な実験用宿主たとえばツルニチニチソウへ転移し得るので研究上重要である。量的ポリメラーゼ鎖反応と電子顕微鏡を組み合わせてCa.Liberobacter spp.感染柑橘樹上で生長したC.indecolaの巻きひげの先端から基部まで2cmのセグメント毎に病原菌を分析した。C.indecorlaの巻きひげの65%だけしか検出可能なレベルの病原菌を有していなかった。セグメントの少なくとも1個がLiberibacterにコロニー化された巻きひげでも大半のセグメントはコロニー化されていなかった。さらに1本の巻きひげ中の一連のセグメント内に存在する病原菌の集団レベルはセグメント毎に変動し,一貫したパターンを示さなかった。したがって感染源植物から受容植物へ向かって病原菌の濃度勾配は認められなかった。C.indecolaの新鮮組織1g当たり1.4×1010個の高い病原菌の個体数が観察され,Ca.Liberibacter spp.はC.indecola中で旺盛に増殖すると判明した。しかしセグメントの55%は検出可能なレベルの病原菌を有しておらず,解剖学的に複雑な柑橘の場合と同様に不均一なコロニー化パターンを示した。病原菌が充満した師部導管エレメントと病原菌が存在しないそれが隣接して存在し,組織・細胞の微細構造レベルでもコロニー化は不均一であった。柑橘と比べてC.indecoraの単純な解剖学的構造と速い生長速度および病原菌を高レベルに増殖する能力は宿主-病原菌関係の研究において注目に値する宿主であると示唆された。
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分類 (2件):
分類
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果樹  ,  細菌による植物病害 

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