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J-GLOBAL ID：201002266660332440   整理番号：10A0680956

バレリックバイオ燃料: セルロース輸送燃料のプラットフォーム

Valeric Biofuels: A Platform of Cellulosic Transportation Fuels

著者 (7件)： LANGE Jean-Paul (Shell Global Solutions International B.V., Amsterdam, NLD) ,  PRICE Richard (Shell Global Solutions (UK), Cheshire, GBR) ,  AYOUB Paul M. (Shell Global Solutions International B.V., Amsterdam, NLD) ,  LOUIS Jurgen (Shell Global Solutions Germany, Hamburg, DEU) ,  PETRUS Leo (Shell Global Solutions International B.V., Amsterdam, NLD) ,  CLARKE Lionel (Shell Global Solutions (UK), Cheshire, GBR) ,  GOSSELINK Hans (Shell Global Solutions International B.V., Amsterdam, NLD)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 49  号： 26  ページ： 4479-4483  発行年： 2010年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 石油などの化石燃料に代わる代替エネルギーの開発は21世紀の人類の緊急かつ最大の課題である。第一世代の代替エネルギー(バイオ燃料)として糖や澱粉あるいは植物油が注目されているが,これらのバイオ燃料を実用化するためには輸送の問題を解決する必要がある。そのため,最近注目されているバイオ燃料がリグノセルロースである。リグノセルロースは低価格で持続可能な資源である。リグノセルロースを酸で加水分解するとレブリン酸が生成する。これをPt/TiO₂触媒を用いて接触水素化することによりγ-バレロラクトン(gVL)に変換した。さらに,gVLをPt/ZSM-5触媒を用いて水素化すると吉草酸(VA)に還元される。引き続きVAをエステル化し,吉草酸エチル(VE)などを得た。吉草酸エステルをバイオ燃料(バレリックバイオ燃料)としてレギュラーガソリンに15体積%混合し,自動車の燃料として使用した。延べ25万km走行した後でもエンジン系統など有意の変化は認められなかった。

シソーラス用語： *生物燃料 ,  *リグノセルロース ,  加水分解 ,  *ケト酸 ,  *白金触媒 ,  担持触媒 ,  酸化チタン ,  酸化ジルコニウム ,  *水素化 ,  バイオマス ,  脂肪族ケトン ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： *バイオ燃料 ,  *吉草酸エステル ,  持続可能な化学 ,  接触水素化

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  多糖類  (CF10054P) ,  不均一系触媒反応  (CB06100E)

物質索引 (4件)： γ-バレロラクトン ,  レブリン酸 ,  吉草酸 ,  吉草酸エチル

タイトルに関連する用語 (4件)： 燃料 ,  セルロース ,  輸送 ,  プラットフォーム